靴を買った

絶対に失敗したくないことの一つは、靴を買うこと。服だったら大きめのものを選べば着れないということはないが、靴は違う。ちょうどいいサイズを選ぶのが大切。

失敗しないために、同じ靴をギリギリまで履く。虎穴に入らない。ところがそうしていると、あるとき限界っぽい状態に突入する。物理的に靴に穴が開いて、これはさすがにという状態になる。あるいは、みすぼらしさの臨界点に到達して、身近な人にお声がけいただいたりする。こうなってくると、いよいよ虎穴に入らざるをえない。虎穴というか靴穴である。

靴を買うときは、スティーブ・ジョブズニューバランスのスニーカーを履き続けたのを言い訳にして、ニューバランスの同じモデル、同じサイズを買う。これによって失敗のリスクが大幅に低減される。もちろん試着もする。試着をすると、まあ概ねいいような気もするし、何か違うような気もする。靴紐を丁寧に調整すればまた違ってくるだろう。

ということで先ほど靴を買ってきたんだけど、履き慣れたそれと同じモデル、同じサイズであるはずが、少し締め付けが気になる。古い方が足に馴染んでいるというようなことだとは思う。が、万が一があるんじゃないか、最近の人は足が細くなっている的な時代のトレンドを反映した変化があるんじゃないか、ということを考えてしまって、ナーバスになる。