新しいプラモデルを欲しがる4歳の娘に「次は少し大きめのにしよう。そうすればしばらく作っていられるから」と言うと、「キャンディみたいに?」と返された。子供ならではの言語感覚。
翌日、ヨドバシカメラのプラモデル売り場で娘が選んだのは、ポケモンのプラモデルだった。買ったその日に15分とかからず組み立て終わった、チョコレートのようなプラモデル。
筆に随って書かれるのが随筆なら、キーボードにまかせて生まれるこれは、随キーと呼ぶのだろうか。
情報産業を営む企業は、情報技術が地理的な距離の影響を受けにくいというまさにそのことによって、事業所を大都市に置く。大掛かりな設備を要せず、地方に営業所を置くことの利益が小さければ、あとは専らどこに労働力を集結させるかという問題に収斂される。結果、労働力を確保するために人口の多い大都市に事業所を構える。情報技術の地理的な不偏が、却って事業者の偏在を招く、その逆説がある。
先日、新聞でパイナップルの記事を読んだ。
なるほどと思って、妻に「食べて応援だね」と話しかけたのを覚えている。
昨日、生協から届いた宅配の中に、台湾産のパイナップルがあった。妻が注文したものだった。世界は繋がっている。
今日そのパイナップルを食べた。確かに芯まで甘く、おいしい。妻と息子は喜んで食べ、幼い娘は口をつけなかった。
しばらくして、胃に違和感を感じる。徐々に違和感が大きくなって、明確な胃痛に。そこでようやく思い出したのだが、僕はパイナップルを食べると胃が痛くなる側の人間だった。妻子はピンピンしていた。
少しググったら、パイナップルの酵素の影響でお腹が痛くなることがあるという。パイナップルの酵素といえば、パイナップルを肉と一緒に料理すると肉が柔らかくなるという、アレだ。僕の消化管も柔らかくなってしまった。
牛乳とか乳製品を摂って休むとよくなるというのを鵜呑みにして、牛乳をガブガブ飲んで(僕は乳糖を分解できる側の人間でもある)少し休んだら、実際によくなった。
みなさんも台湾産のパイナップルを買って食べてください。いちおう、牛乳も用意しておくといいと思います。
家族でザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーをみた。3歳の娘を含めてみんな楽しめたけど、妻がいちばん喜んでいた。